イメージと現実

先週のTOUR OF OMANはこれから世界トッププロを目指す上で非常に貴重な経験でした。

もちろんレースはとても刺激的。トップ選手からは沢山気づくことが多かったです。どんどん真似していこうと思っています。

一列棒状で後ろを見たらカンチェーラー氏が居て、「もしミスして転んだら、もうヨーロッパでは生きていけない」って思ってドキドキした。

ホアキン・ロドリゲス氏の脚はすごく細いのに体幹は太い。やはり体幹レーニングを継続していかねばと思った。カデル・エヴァンス体幹が太くてダルマみたいだった。ちなみにエバンスはレース中に心拍数やパワーを見たくないのか、テープでメーターを隠していました。

ウィギンス氏は結構踵を落としたペダリングをしていた。やはり人それぞれ力の出し方は違うってことを再認識した。

コンタドール氏が横でダンシングしていて、軽そうに回すなーと思った。

ベンナーティ氏はかなりの色男だった。


レース中、他の選手と話すタイミングも沢山あった。ボーネン氏が僕の背中のポケットの補給食をとって、「これどんな味がするの?寿司か?」って笑
みんあ英語よりもフランス語が話せるので、僕にとっては話していてストレスがなくて楽しかった。ボーネン氏に「俺も来年プロに上がるからその時はよろしくおねがいしますね」と伝えた。ボーネンさん、プロトンの中で僕の為に20分ちかくいろいろ教えてくれました。別れ際最後に「Bonne chance!」って言ってくれた。メルシー!


神奈川県の先輩でもある別府フミ選手もORICA GreenEDGEでレースを走ってました。毎日チームの為にボトル運びや、一日中集団コントロール仕事をしている背中を初めて見ましたが、プロの仕事は想像していた以上でした。リスペクト。

集団の中で一緒に走っている時に、「トモが中2の時(8年前くらい)に初めて湘南で会った時から考えると、今一緒に同じレース走ってるって凄いよね」って言ってもらえて。僕はかなり感慨深かったです。「これからも成りたい自分のイメージを持って頑張れよ!」って言ってもらいました。

そちらの世界に行くために頑張ります。ありがたいです。先輩!

ということでとても楽しい経験でした。

Photo:Yamit Cheng