ケジメ

みなさんこんにちは!

ロードレースシーズンが開幕していますね。昨日までTour Of Omanがやっていましたね。



自分にとって昨シーズン開幕戦だったレースでとても熱く、良いレースでした。


自分は今、フランスではなく、日本にいます。

私22歳。引退という言葉は好きではありませんが、自転車選手としての活動を、2013年シーズンを持って終えることにしました。ネット上での報告が遅くなり、ファンの方にはご心配おかけしてすみません。


【100%やり切った4年間でした】

自分の中で高校卒業後2010〜2013年シーズンまでの4年間(U23カテゴリ)が大きな区切りと決めていて、「4年で目標達成出来なかったら、好きな自転車降りる覚悟で走ります」口癖になるほど言い続けて、自分に対して発破を掛けて走ってきました。

その目標とは、世界選手権、U23のワールドカップで15位以内という世界基準の目標。そしてそれは、ヨーロッパの本物のライダーに成る為。現時点で日本人で二人だけ、別府史之選手と新城幸也選手。その二人の先輩選手のところに行く事を、4年間というタイムリミットを決めて走りました。

高校卒業後すぐに渡仏。毎年国内で走るのは年間5レース以下。それ以外は欧州ベースで、ナショナルチームで遠征の充実したレース生活でした。

日本代表で得られるチャンスは全てもぎ取り、アジア選手権、世界選手権、ワールドカップ、多くのUCIレースを走り。日本人で海外ベースでやって来た自分にしか回ってこないチャンスの中、全て出来ることはやってきました。この4年間は一ミリも妥協せず、出来る限りのトレーニングをやってきました。

結果4年間ではワールドツアーには手が届きませんでした。

それはネガティブ意味でも、ポジティブな意味でもなくて、自分の人生の上でその結果は受け入れるべきこと。今のロードレースの状況、ヨーロッパの経済状況もある。時も運もタイミングもある。

目標に向かって迷い無く突き進んだ充実した4年間。もちろん反省はあっても、後悔はありません。


photo:Kenji Nakamura


photo:Kenji Nakamura


【決断がなかなか出来ず、迷いました】

東京オリンピックが決まったばかりのタイミングで、「ナショナル強化指定に居るのになぜ辞めるの?」と驚かれ、周りから選手を辞めることを止められました。

そこでスマートに決断出来ないことが情けないと思いつつ、気持ちがブレていました。

「何かキッカケで、またやる気が出るかもしれないし」と、4年間でスイッチを切れた気持ちを切り替えようと思い、福島晋一さんやラポムマルセイユの監督の協力をいただき、ヨーロッパでチームを探しました。

なんとかアジアチャンピオン、WCCに所属していたという実績が買われ、活動先は見つかり11月末の段階でチームが決まって走れるチャンスを頂いていました。(もちろんフランスのチーム)

そんな中、12 月は気持ちをの変化を望んで、迷いながらもトレーニングをしていました。
しかし一旦切れた集中力が回復する感覚が掴めず、「去年以上のモチベーションが湧かない以上、来シーズンは選手として今まで以上の頑張りが出来ない…」それが心の底から湧き出る本心でした。

再度、フランスのチームに対して、事情を話してレースを降りることを伝えました。晋一さんに対しても裏切る形になってしまったことが本当に心苦しかったです。それにも関わらず、「わかった。これからは釣り仲間としてよろしく!」と、暖かい言葉を掛けてもらい。また次のチャレンジでも頑張ること、そしてまたタイで一緒に釣りをすることを誓いました。

僕は、自転車を通じた出会いのあるレース生活が楽しくて好きです。シーズン前は楽しく苦しいタイ合宿で、トレーニング仲間と走りたい気持ちはあります。
しかしながら「楽しい」という一言だけで生きて行ける程、ヨーロッパの状況は甘くないのも事実。

4年越しの目標を下方修正してダラダラと続けるのは自分らしくないと思い、このような決断に至りました。

応援してくださった方々のお陰で、自分以上の力を出せました。
ありがとうございます。



【お世話になった浅田監督、フランスでの方々】

僕はこの4年間、浅田監督の下走って来ました。海外のレースでした優勝していないので、浅田さんと喜び合える瞬間が少なかったのが残念です。
浅田監督を信じて自転車選手を続けてきて良かったです。


photo: Kei Tsuji


また多くのフランス人のレース関係者にもお世話になりました。Merci beaucoup.



【後援会、スポンサーの方々】

僕の4年間のチャレンジに協賛いただいたスポンサー、後援会の方々、日本自転車競技連盟の方々、大変お世話になりました。ありがとうございました。
またお会いしたときにも、胸を張って報告出来るように頑張ります。

そして支えてくれている、先輩、友人や仲間に、家族や親戚にも感謝します。


photo:Kenji Nakamura



【今後も自分らしく頑張ります】

レースから離れても、サイクリングは好き。
これからは、ヨーロッパで得た経験を活かして、一般サイクリストにフィードバック出来る機会や、僕のトレーニングのホームコースの三浦で、人と人との繋がりを作れる機会を作っていけたらと思っています。

そして今後も人生というレースは続いて行きます。

チャレンジしたい事もある。
もっと勉強して、挑戦して、一人の若者として頑張ります。
長々と書いてしまいましたが、自転車を通じた沢山の出会いに感謝です。
ひとまず4年間、応援ありがとうございました。


photo:Kenji Nakamura


また新たな道でのレース、頑張るよ。
木下智裕

サイクリングを違った視点から捉える

最近トレーニングとしてランニングをしていたら、様々な事を感じた。

楽に走るにはどうしたらいいんだろう?身体を上手に使う為にはどんなフォームで走ったらいいんだろう?どんなイメージで走るんだろう?食事はどんな事に気をつけるのだろう?って。

これは趣味でサイクリングをされている方にとっても同じことだと思うのです。

自分は自転車を乗り続けてるから、無意識に出来ていることが多いけど、例えばペダリング一つにしても、エアロダイナミクスに優れたフォームにしても、今の技術を得るまでに様々なアドバイスを貰い、工夫をしてきた経験がある。

ヨーロッパのレースで養った技術は、サイクリングやロングライド、ヒルクライムにも活かせると思う。

小さな事で良いから、今までのレースの経験を生かして、自転車の乗り方をうまく伝えられる機会を作っていきたいな。

心を持って話す

東京へ行く途中、優先席の近くに立っていると、席が空いたので近くに立っていたおばあさんに「空きましたよ〜」と声を掛けた。

そしたらそのお婆さんは横須賀の畑で農作業をしているかたのようで、話が弾み、「これ持ってきなさいよ」とゆずの大きい果物をもらった。

この果物の40%の重さの砂糖を入れて、圧力鍋で20分茹でて食べて見なさいと。

そう、ふとした出会い、ちょっとしたコミュニケーション楽しかったです。

しかし、明らかにご年配の方が優先席の側に立って居るのに、席を譲る余裕が無い人が多いのはどうもイケてないと思いました。

これから人生の先輩と食事。楽しんできまーす。

人生は一度きり


(2012年オランダ世界選手権)

本気で挑戦すること、努力すること、行動する事、突き抜ける事。

単に夢を持っていても、チャレンジだけで終わっては何も残らない。

期限内に目標を達成する必要がある。

夢に期限が付くと、それは目標に変わる。

好きな事を期限を決めて一生懸命やると、目標までのプロセスには、良き出会いがあり、自然と道は開ける。

これは僕の実体験。


挑戦しよう。出会いに感謝しよう。

そのために、もっともっと準備に対しての努力をしよう。

新たなる年、新たなる道

昨年は自転車というツールを軸に、多くの方と出逢い、繋がることができました。

今年も引き続き、人の繋がり、そして目に見えない流れを大切に、自分らしく情熱的に生きる。

自分にしか進めない、アグレッシブな人生を楽しめることに感謝。

僕を信じて、支えて下さっている全ての方々に、ありがとうございます。

自分を信じて一生懸命やる!

新幹線のホーム

新幹線品川駅のホームにて、とあるお母さんが、子供と新幹線の写真を撮っていた。

その光景を見て、すかさず外国人のノリで「シャッター押しましょうか?」と声を掛けて、写真を撮ってあげたら喜ばれた。

なんだか、その光景が懐かしく、嬉しくてさ…


電車と一緒に写真とるってのは、子供にとってすごく楽しいんだよね。

小学生の時、電車を良く見に行っていたからよくわかる^_^


そういえば、13年前に撮った写真が居間にあった。

横浜で


昨日は中学時代の先輩との久しぶりの再会でした。。。

僕が中2の時に、ロードバイクに乗り始めた時の先輩でもあり、D1(モータースポーツ)学生チャンピオンでもあり、なんとプロゴルファーでもある龍一先輩。

マドンSSLXにボントレガーのxxxlightのカーボンホイールを付けて、学校の駐輪場に「鍵を掛けずに」置いていた偉大なパイセン。
他にその駐輪エリアには、マドン、タイム、コルナゴジャイアント5台以上。もう一度言いますが、誰も鍵を掛けてない!


一台、100万以上するようなバイクに悪戯する人は誰もいないので、先輩たちの超高級バイクの隣に自分のバイクを置いておくだけで、僕の鉄の安いバイクも安全でした。
「虎の威を借る狐」的な感じ。

ハンパ無い先輩達だなと...改めてリスペクト。