欧州初レース

Grand Prix Pinel Montastruc



去年の初戦と同じレースなのでコースは理解出来ている。アップダウンが厳しくとても速いレース。ただ去年と違うのは体のレベルがまだまだ低い段階にあるということ。


スタート1時間半前に会場に到着し、まず監督に挨拶。そしてチームメイトに挨拶。みんな強そうに見える。見えるだけで、大体のチームメイトとは去年のレースで走ってるからそんなに自制心を乱す必要はなかったと、今思った。


今年のチームは監督がエントリーやゼッケン受け取りをするので、選手は会場に着いたら準備をしてスタート地点のチームの場所まで行けばいいらしい。

スタートは昼過ぎ。天候は時々晴れ、時々曇り、時々雨。気温8℃程で、風が強くて寒い。
アームウォーマー、ベストを着た状態でスタート。



スタートしてすぐ平坦で向かい風だが、全く集団の前に上がれない。何度かロータリーを直角に曲がって横風になった時、集団は1、2列で縦長の状況。
去年の方がアタックが激しかった気がするが、こちらのレースの厳しさを突きつけられる。


スタートして20km程で最初の2.5km程の丘がある。なんとか集団の前に上がり、登り口は20番手以内で良いポジションで入れた。そのままの勢いで他の選手はアタックをかける、さらに横風。自分のイメージでは先頭で踏んでそのまま行けると思っていたが、2分も経たないうちに、凄く脚も呼吸も苦しくなって一気に集団前方から崩れて行った。

順位を下げて行くときに、再び加速して集団後ろに戻ろうと試みようとしたが、全く加速出来ずに千切れた。我慢が出来なかった。


そこからはもうレースの状況はわかりません。
千切れた選手が3人追いついて来たので、タイムトライアル。
結局途中で皆やめていって、一人で走って行く。
60km地点くらいだと思う。伴走車にゼッケン回収される。もうこの地点で実質リタイアなのだが、まだ走っても良いか?と聞くと問題ないよ。というので出来る限り走らせてもらう。


このレースのゴール地点は、昨年大怪我して優勝したレースと全く同じ場所。町の周回コースまでの道のりはなんとも言いがたい感覚だった。この右コーナーで転んで、この左コーナで転んだと。。。フラッシュバックする。
またココ戻って来れてよかったと思ったら、なんだか感慨深かった。今年も頑張って勝ちたいと思う。

そして最後は7km×5周の周回コース。たどり着いた頃にはもちろん前方集団は周回を重ねていて、さらに集団はバラバラになってコース中どこにでも選手がいる状態で皆走っている。
自分も5周完了を目指して、10人くらいの集団に乗って走るが、残り2周のところでコースがクローズされてしまいそこで終了。



初戦こそ完走しなければならないと思っていたし、ホントに一発目のガマン所でプッツリ切らしてしまったことは情けないと思った。ただそこで「ああダメだった」で終わらせず、最後まで出来る限り走れたので良い方向へ向いて行くと思う。この気持ちは自分にとってとても大事。
感覚もまだまだ鈍っていますが、ひとつひとつレースをしっかりこなして、夏に向けて体を作っていこうと思ってます。




良かった点:千切れても 千切れた後も 最後まで(当たり前の事)
反省点:練習不足により距離が長く感じた。
    腹筋不足により上半身の筋肉がうまく使えてない気がした。(特にダンシング)
    レース中、水分補給をあまり出来ていなかった。
    下りが踏めなくなっている気がする。

以上。




おうまさんにであいました。