今季国内初レース

大会名:   経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ2013
開催日:   2013/9/23
開催場所:  群馬サイクルスポーツセンター



【戦略】
キャプテン寺崎をエースとし、面手、秋丸、内野は序盤から前のグループで待機し、寺崎か自分が後続で追いついた時に一緒に戦う。

その時々のレース展開に対して柔軟に考え、チーム内の意思疎通をしっかりしていき、展開が緩ければスプリントになるの可能性があるので、そのような場面で自分の仕事はスプリントとの指示だった。


【レース展開】
9時半にレーススタート、マトリックスのスペイン人が逃げ始める。

差は6分以上開き、後続集団はサイクリング。

チーム右京以外、どこか纏まって動くことも無さそうだしチームメイトと話し合い、序盤からアタックする作戦はストップ。中盤から自分たちでレースを動かして、追撃の展開を生み出していく方法に切り替えた。

するとシマノがコントロールを開始。コントロールというより、集団にダメージを与えながら集団を分裂させて、追撃グループを作る動きをした。


畑中選手を中心として、チームとして纏まった動きは強かった。一瞬下がっていて、かなり不意打ちを食らってしまったが、そのハイペースも長くは続かず、結果的には集団分裂は起こらず事無きを得た。

結果的には問題がなかったが、ある意味この時の動きに集団後方で対応してしまったことは、チームとしてもは大きなミスだった。なぜなら、基本的にどの国でも、強豪チームが動きだした時の集団分裂のリスクで全てを失う可能性があったから。

シマノがコントロールを終え、緩んだタイミングを狙いすかさずアタック。気が緩んだ時に逃げが決まると思って集団前方に位置し続けチャンスを伺う。


登りのアタックはチームメイト秋丸選手が反応して、僕は登り区間以外に注意した。
120km地点あたりで、ボロボロと逃げができ、自分たちは取り残されかけた。

後手に回るのは御免だ!と思い、心臓破りを登り切った所でレースの動きを作るための緩いアタックを仕掛ける。

ワンテンポ遅れてシマノの選手が来てくれた。
二人で一周掛けて追って、登りの下で合流。この追いつく場面も調子がイマイチで、あまり追い込んだ走りができなかった。



Hideaki Takagi

逃げのメンバーは10人程だった。複数揃えているチームは、チーム右京2名、シマノ4名、

この逃げにはチームから2名以上は欲しかったが、後ろからの追撃で寺崎が追いつくことを信じ、ペースを維持する。

序盤から何故か脚が痙攣していたのが悪化し、全身が攣り、完全に登りで停止してしまった。ここまで攣ったのは今年初かもしれない。だいたいそのような時は、気候慣れしていないのが原因だったりする。

ストレッチして走りだすものの、全身まで攣ってしまい、逃げグループから一瞬にして脱落。

集団を待って走っていると、エースの寺崎が抜いていった。通常通り集団で待機していることが出来ず、サポート出来なかった事が申し訳ない。

最終的にはエースは7位、群馬CSCを29周、170kmの目の回るようなレースが終わりました。

日本のレースとヨーロッパのレースはやはり違うと感じた。どっちがレベルが高いとかそのようなことではなくて、負荷の掛かり方が違い、両方独特のキツさがある。

日本の低いスピードで脚がジワジワと消耗するレースが、自分にとって得意とは言えない。その苦手な部分をトレーニングすれば、ヨーロッパに帰った時にも大きな成長となって結果に現れるはず。
今後も頑張ります。



【反省点】
補給のミスで、グリコーゲン不足のような感じで脚の痙攣を起こしてしまった。帰国直後の食事等、今後はより考える必要あり。


【今後の改善点】
トルクを掛ける練習、登りの反復の練習がが足りないので強化する。

EQA U23  木下智裕




使用機材
バイク Anchor RIS8 + ULTEGRA 6700
ホイール DURA ACE 9000 C24 CL 
サングラス オードビーカスタム FLAK JACKET NXTレンズ
ウエア WAVE ONE