シーズン初落車
大会名: Grand Prix de Pâques
開催日: 2013/4/1
開催場所: フランス Aixmles bains
カテゴリー:. 1,2,3
リザルト: リタイア
【レース目標】
身体に負荷を掛けて、上位フィニッシュ(決定的な逃げが決まった場合、トレーニングとして単独で追いつくようにする)
リスクを冒さない。
2時間集中してバカになって踏みまくる
スタートから全開でいく(スタートから全開走行に慣れておく為)
【コース】
正方形の一周1キロ×75周。1kmなのに高低差はそこそこある。
【レース展開】
展開も何もない。ひたすら最初から前回でレースを作って行く。「今日は一度も集団後方に下がらないでレースを終える」そうすれば落車に巻き込まれることないので、そう決めて走った。
ひたすら逃げる展開を作り、30km地点まで逃げていて、吸収。
その後のカウンターでチームメイトのエリトリア人が6人逃げる。それも50km地点で吸収。
その後のカウンターで僕がアタック。コーナーに突っ込んで行く。すると両輪が滑って落車。オーバースピードだったんだろう。アタックして、コーナーを先頭で転んだ痛い奴になってしまった。
集団はさっそうと抜いて行く。
すぐにメカニックが飛んできてチェーンを直してくれて再スタート。
このようなクリテリウムレース(短い周回を何週もするレース)は、パンクや落車のトラブルの際、一周待ってから追いついてきた集団に再合流してスタート出来るニュートラルのルールがある。
一周待ち、逃げ集団に抜かれて、その後メイン集団に再合流。
正直落車したことに関してショックだった。4月の重要なレースに向けてトレーニングと体調の管理を真剣にやっていたから尚更だ。僕がレースを狙っている時は本当に狙っている。
今まで勝ってきたどうでもいいレベルのレースはもう勝ちたいと思わないし、興味も無い。しかし今後参加して行くレースは僕の人生が掛かっている。
走っている最中、レース参加を選んだ自分を恨む。全部自分の責任である。
しかし起きてしまったことはしょうがない。せっかく参加したレース、しっかり走って身体に負荷を掛けることに再度集中。
ラスト10km切ってから8人逃げている状態。
そこに向けてアタックしてチームメイトと3人で5km最後の力を振り絞り追走するが追いつけなかった。
そして吸収されたコーナーでもう一度落車。今度は変速機を壊してしまった。
放心状態だった自分を見て、心配した観客が抱きしめてくれた。フランス人のいいところである。
C'est le vélo (これが自転車レースだよ)と慰められる。
大きな怪我がなくて良かったが、そのままラスト4kmを残してリタイア。自転車をひきづりながら歩いてチームカーまで帰った。歩いている最中何人かに話し掛けられたものの、感情的になっていて返答しなかった。
僕の落車に気づいていなく、悪気は無いのだろうけどC'était dur?(キツかった?)と聞かれた時はムッとして、転んだ自分を恨んだ。
レースを走って、ここまで思いどうりにならず最悪な気分になったのも久しぶりだ。
2度もの落車は誰のせいでもなく、自分のミスだ。今まで使っていたタイヤとメーカーが違うので、新しいタイヤの特性に慣れなければいけないと思った。
そして2回目の落車で、他チームの選手を一人巻き込んでしまった。レースを終えた今、とても申し訳なく思っている。
ちなみに怪我は軽症なので心配は要りません。グローブしていて良かった。
明日もしっかりトレーニングします。
【良かった点】
インターバルトレーニングとしてはしっかり負荷を掛けられた。
バカになって踏みまくった。
【悪かった点】
転んだことのみ
【どう改善して行くか?】
タイヤ限界を再確認すべき
それよりも早く傷を癒し、回復に努める。そしてトレーニングの質、モチベーションをキープする。
World Cycling Centre /EQADS 木下智裕
使用機材
バイク SCOTT FOIL 10 + DURA ACE
サングラス オードビーカスタム FLAK JACKET NXTレンズ
ホイール MAVIC キシリウムSLS