残念です

9日にレースを走ってきました。

6/9  Gd Prix de Gamaches
11km×15周


フランスカップのレース。メンバーに選ばれたチャンスを生かすべく、本気の本気で狙って行く。4月の半ば以来落としていたコンディションも戻って来て、今まで以上に練習でも力が出せていた。

浅田監督にも「今回は勝ってきます」と事前に伝えていた。

コースは2km登り、そして下らず2km平坦が続いてあとは緩い下りというフランスらしいパワーの要求されるコース。

登りはもちろんしんどいが、登り切って楽になるかと思うとショックを受ける。なぜなら風がつよく、そして横風が吹きさらしているからだ。しかしながら、条件は皆同じなのです。


監督からは「ポイントを獲る為に必ずトップ30以内に入ること。そしてもしエースの選手がパンクやアクシデントが起きたらサポートをするように。」との指示。

北フランスの天気は不安定、そしてレース当日は寒かったので、いつに無くアップを入念に行った。40分くらいの最後、1kmの坂を4回走って、やっぱり調子が良くなってるなあと感じた。不安も無かった。あとは攻めるだけだ。



1周目、登りの頂上までニュートラル走行。(F1のフォーメーションラップみたいなもの)
頂上について、先導車がアクセル全開で飛び出していく。レーススタート。


アタックアタックアタックの、無限ループ。


登りではアタック出来ない。もちろんその後の横風区間で前アタックが掛かっているが、何も出来ず食らい付くのみ。
唯一自分がアタック出来るのは緩い下りと、ゴール前の平坦のみ。気持ちを含め、実力が足りない証拠だ。何度か抜け出すが、アジア選手権レベルの小手先のアタックでは差は広がらない。

結局登り区間で、あ〜決まる。というような場面が起こるがそれすらなかなか決まらない状態が続いて、6周目、皆脚がしんどくなってきたころ。登りでペースが上がり、その後の横風で集団が割れて実力者30人くらいの逃げが行った。


その後もう良く覚えていないが下りでパンクしたような。
監督が興奮していて「右に寄れ!!」と。右に止まらなければいけないのに、左側に止まっているからだ。(フランスは日本とは違い右側通行だから)すぐに右側に移動し、ホイールを変えて走り出す。

一周費やし集団に戻った。
そこからは前に前に抜け出しがあるが、踏めずにそのままの集団で70位以降でゴール。自分の調子の良さをもってしても、結局何も出来なかった。せっかくのチャンスを結果に繋げられなかったのが本当に残念だと思ってます。


経験として次に生かすとか、そんな当たり前のこと言ってられないし。
悔しいっていうか、なんなんだろ。
みんな強いな。ああ負けた。アンダー1年目から今日まで実力がそんなに上がってないんじゃないか?ガツンと上げるのが目標でやって来たけど、本当は付いて来てないじゃないのか。
そんな無力さを感じた。

多分当たってると思う。
前半の大きなレースは終わった。

監督からも「今日は本当に残念だ。お前はバカンスに来てるのか」と言われた。
機材、走る環境、全てチームから提供してもらっている中で走らせてもらっている。
監督は選手のストレスが極力減るように気遣ってくれて、レースに100%集中出来る環境を与えてくれている。それに応えられないなら、サポート受ける資格は無くなり、メンバーに選んでもらえなくなってしまう。

至って普通のこと。
汚名返上します。