欧州レース3レース目


Mars à SAINTE LIVRADE


天候は雨、気温は13℃前後。それに加えてここ数日のフランスは風がとても強く、強風の中でのレースでした。
今日のコースは平坦基調のアップダウン、距離は135km。登りは1〜3km程の坂が連続し、坂の勾配はキツいところで8%くらいで、パワフルに走れるライダーが強いコース。

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今回のレースはちょっと特殊だった。申し合わせたかのようにスタートして20kmあたりまでずっとスローペースでアタックが掛からない。チームメイトに「どこでレースがスタートする?」と聞いたら、もう5km前にスタートしたと、これこそフランスのレースだよ。と
皆、雨で前半のモチベーションが低かったのか。距離を消化してからレースを開始したかったのか。


そんなまったり走っているときに、まず前回のレースで感じたこと、「逃げに乗るまでが重要」ということを強く意識し直す。




20km程距離を消化して、1.5km程の登りに入ったところでのアタックでレースはスタート。
ドンパチドンパチ、40秒フルもがき連発のアタック合戦。
体の調子が良くてグイグイ踏める日だった。チームメイトと交互にアタックに反応して逃げに対して積極的に動いて行く。
体の調子が良くても、強い選手のアタックの後ろにピタット付いて安心できない。もの凄いペースで引き回される。そして先頭交代要求されるので更に苦しい。


何度も抜け出すが、何度も捕まるの繰り返し。少し去年と違うのは、捕まった瞬間のカウンターアタックには、ほぼ必ずチームメイト(GSC Blagnac)がチェックに入っていること。
やっぱりロードレースはチームで走るものだ。そして今年のチームメイトは強い。


ハイスピードの激しいアタック合戦の中、wondelという強いチームの方含める3人で抜け出して20秒のアドバンテージを得る場面があった。
時速60km/hで進む平坦とアップダウンの区間での30秒の差は大きいので、後ろ見えなくなり、決まったと思った。


その後5分後に吸収。その次の次のカウンターアタックでチームメイトが入った4人の逃げが決まった。

そこからは逃げに乗っていないチームのアタックに反応して、前の逃げ集団に合流しようとするという意図で他チームのアタックに反応して連れて行ってもらおうと思う(前にチームメイトが居る状況で自分が積極的に追うメリットもそこまでない)上手くいかなかった。
本当は、自分から動いて何人かで前の集団に合流するアクションを起こそうと思ったが、チームメイトと強調してそこまでの動きはしなかった。




逃げ集団と1分差を保って集団が追う状況。
その後71km地点からの3kmの登りでペースが上がり、更に登った直後からの強風横風区間で集団は20人程になった。前でゴリ踏みしてローテーションしたら人数が急激に減った感じ。

人数が絞られた後は皆で2列ローテーション。
ラスト10kmで前との差が1分を保ったまま2kmの登り最後尾で入って最後尾でギリギリ抜ける。やはり登りがキツい。
20位まで賞金が貰えるので、ラスト5km地点で2km程の登りに入りペースが上がる。自分は踏めなくて遅れる。苦しいというより、頭が苦しい感じ。最近のレース毎回同じ傾向。
遅れた直後に前輪パンクし、泣きっ面にハチ。そのまま下ってゴール。ゴールしたら後輪もパンクした。
結果は把握できていないけど20番くらい。
チームメイトで上位に入ったのは逃げ切った集団の4位のピエールと5位のジュリアンかな?


雨によるパンクと落車の多いレースだった。
けれど最近の悪天候の中のトレーニングのおかげでいつも通り問題なく走ることが出来たので、これからも悪天候の中の練習もしっかりやって行こうと思います。



今回のレースで今シーズン欧州3レース目。
怪我が治ってから、ようやく少しずつ高い強度で走れるような感覚も掴めてきた。ベースアップのトレーニング、継続的にがんばろう!