La côté de Picardie レポート
大会名: La côté de Picardie
開催日: 2013/4/10
開催場所: フランス Picardie
カテゴリー: UCI U23
リザルト: 66位
【レース目標】
優勝。
主要国が10カ国以上はいる危険な逃げには乗っていくが自分からは動かない。
レース後半の厳しい周回コースに備えて脚を温存する。
【コース】
前半50kmは平坦基調。中盤からはフランスらしいアップダウンを繰り返し、最後は4回山岳ポイントのある、20kmの周回を2周回してゴール。
キーポイントとなるのは海からの風、細い農道、また天気が不安定なので雨が降った場合は、怯まず積極的に走る必要があるコース。
【レース展開】
スタート直後からアタックが掛かっているが、今日は動かない。
風も強くなくてイージーな展開だったが、集団には物凄い緊張感があり、落車が頻繁に起きている。
そのようなトラブルを避ける為にもずっと集団前方30番手以内で走り続ける。今日は位置どりのリズムも良く、集団をよく見ることが出来ていた。
中盤60km地点を過ぎてから、各チームアタック合戦に疲労が見え始めたので、「風は強くないけど、ここは気をつけなくてはならない」と思い前への動きに警戒した。
集団から数人が抜け出して、そこに向けて数人が抜け出し、3度目抜け出してについて行った。
本日アタック二回目だ。自分の中で決めていた通りの最低限の動きができている。
ちょうど道の細い区間に入ったところで、濡れた路面をハイペースで走り少しずタイムギャップが開いて19人の先頭グループが出来た。
アメリカ2名、フランス2名、ベルギー2名、デンマーク、オランダ、オーストラリア、オーストリア、ウクライナ、ルクセンブルク、ノルウェー、完全に主要国が入った逃げになった。
逃げに乗せていない国はドイツ、カザフスタン、イギリス。
一時的に後ろは見えなくなって正直これは決まると思ったが、横風もさほど強くなくて、考えていたよりも集団有利な展開で、80km地点でカザフスタンとイギリスの追撃により吸収。
なかなか簡単な展開にはさせてくれない。
その後もアタック合戦は続く。乗り遅れない、アクシデントを減らす意味でも集団前方をキープしながら125km地点からの最後の周回に備えた。
調子は良い。今日は成績を出す。
位置どりしていて以前よりも強くなっていることを感じる。
激しい位置どりの中、集団前方で最後の勝負所の周回コースに入る。
4回ある最初の登り、かなりペースアップがあると、心して掛かるが、なんとかこなせるペース。やはり調子も悪くない。
ここでは脚を温存して前で登り切らず、中盤でクリア。
2回目の登りに入る頃にはまた集団前方まで上がり登っているうちに余裕を感じて前の展開に乗って行く。
ここで動き過ぎた。
下りきって先頭から10番手。アタックに乗れる位置。ちょっと動いて集団に捕まって一番肝心な3回目の登り。
入口で完全にストップして、少しスプリントしてから登り始めが、苦しい。一回目で感じた軽さはなくなり、猛烈に苦しい我慢の3分間。
頂上が見えてなんとか食らいついて登り切ったが、その時に前方で起こった5mの中切れを自分の力で詰められない。
自分の前の前にいた選手はその空間を埋めてギリギリ最終便で集団に残っていった。
一発の我慢の脚の差だ。
今日一日のレースに、今までフランスで3年間経験させてもらったことを全てぶつけるつもりで走ったのに、結果に結びつけることが出来なかったのが本当に悔しい。
ここに合わせてきたのだから、もちろん調子も良かった。
今こうしてレースレポートを書いているだけでも本当に悔しさと、あの中切れをを埋めることが出来なかった自分への腹立たしさと、情けなさが込み上げる。
完全に追い込まれました。次戦のオランダのネイションズカップでしっかり走りたいと思う。
【良かった点】
位置どりをするだけでも難しいレベルのレースでしっかり前に残れた。
レースがより厳しい条件(横風等)であればあれば、動きとしては正しかったので次回もトライする。
【悪かった点】
最後の最後は根性と脚が足りなかった。
いつも通りあと少しの集中力と、我慢が足りない。
【改善点】
一瞬に掛ける集中力を磨く。普段の生活でも集中する場面ではそれ一点に集中する意識を持つ。
World Cycling Centre /EQADS 木下智裕
使用機材
バイク SCOTT FOIL 10 + DURA ACE
サングラス オードビーカスタム FLAK JACKET NXTレンズ
ホイール MAVIC キシリウムSLS