グアドループ

TOUR CYCLISTE DU PAYS DE LA CANNE 6/10〜12

123jrカテゴリ



【プロローグ】
2.5km
65位
コースはフラット。風は向かい風。何も考えずに走ったつもり。

タイム3m44s
トップは3m17s

この日のデータは覚えてる。390w
かなり集中力があり踏めたと思ったけど、ダメでした。

【第1ステージ】
(1)ロードレース 91km
35位

気温は35℃越え。湿度も高い。
コースは1周23km4周。1km15%の登りと、800m程10%程の丘があるのみ。後はスタートゴール地点の町への入り口の直角コーナーが2カ所。難易度は低いが、最初の1kmの登りの後は平坦が1km以上続くので、そこはかなりキツくなる。
でも自分はそんな登りの後の平坦でパワーを必要とする地形は好きだ。というかただ単に短時間高強度が少し得意で、長時間中強度が苦手なんだろうけど。


スタートからの逃げに、ミーティング通りチーム総出で対処する。自分が一番アタックに反応できていなかった。他のチームメイトはもっとガンガン走ってる。
 ごちゃごちゃの混戦のアタック合戦の中、ミカエルダミアンが抜け出して4人のグループを形成して30秒差をつけて逃げる。
マイヨジョーヌの選手(総合成績トップ)も入っているので、その逃げに向けて追撃のアタックに遅れないように他の選手の動きに集中して走った。

あまりにも集団から抜け出したり、吸収されたりで状況が掴みにくかったが、チームメイト全員で追撃アタックへのチェックをしていたので、とっても状況は良かった。チームメイトが強いので、いつも脚を引っ張らないように気をつけて走っていた。
集団の中でも、「チームメイトがまず何を考えて、自分はどのような動きを一緒にできるか」それを考えて走る。

毎回思うのが、こちらのレースは前に人を入れて後ろで休むではなくて、どんどん前の集団にチームメイトを増やしていって逃げ集団の中でどれだけ展開できるかということを考えている。だから自分にとっては、チームとの認識がずれていることがあるので、ベテランの選手の指示を聞きながら走る。

しかし非常に難しい。前にチームメイトが居るのに、なんでここでアタックしなきゃいけないの?って思うこともある。逆に前にチームメイトが1人しか居ないから、アタックしようとすると、行くな!と言われたり。

レース後に「なんで?」とチームメイトに詳しく聞きたいのだけど、フランス語で細かいシュチュエーションの表現がわからず、どうしても理解できなかった。
頭の中でモヤモヤしたまま飲み込めないのが悔しいし、それはレースについて勉強するチャンスを失っていると思う。語学かなり重要です。もっと頑張らねば!


さて話をレースに戻すと、レースの距離を半分消化したところで、後ろから追撃グループの合流で最初は5人だった逃げも、20人以上の集団になりチームメイト6人の中3人が前のグループに入った。

前との差は1分30秒に開いて、自分は後ろの集団に取り残された。ようやくエンジンが掛かってきて、(もしくは周りが疲れた)1kmの登りを集団の真ん中で登った後、平坦でアタックして前のグループにブリッジを掛ける。

アタックに着いてきたのは2人。その内一人は全く先頭に出ない。
ここでノロノロしてもしょうがないので2人で先頭交代して、かなり踏んで前に追いついた。
正直、追いつけてびっくり。いつもそんな簡単じゃないから。
そういえば追いつく直前になって、引かなかった選手が一気に鬼引き(鬼のようにペースアップ)して千切れそうになった。


この時点で3周目に入るところで、ラスト一周。
前25人の集団にチームからは自分含めて4人。


平坦区間が終わり登りに入る。最終周回だけあって皆なんだかナーバスな雰囲気だった。1kmの登りでアタックが掛かり集団がバラけ、自分も登りで離されたが平坦と下り踏んで追いついた。
集団が15人程に絞られた。チームから自分とミカエルダミアンが入った。残り10km。

ここからは苦しくてあまり記憶無し。なんだかアタック合戦になって、他のチーム二人が抜け出して、一気にスローダウン。自分もアタックして脚を使っていた時のカウンターだったので、その時は自分が出来ることはミカエルの手助けをすることしかないので、前の二人となるべく詰めるように集団牽く。しかし力がなく、距離を詰められず自分は千切れてしまう。
結局、その2人に逃げ切られた。
ラスト5kmでその集団から千切れて、先ほど分裂した後ろのグループでゴール。

もったいなかった。ラスト10kmから、集団が絞られたときに、積極的にアタックに参加しないで、集団を崩さないでゴールに向けて走るようにすれば良かったのではと思う。アタックして逃げるなら逃げる。中途半端な動きをしたのが悔やしい。
きっと普段から中途半端なことやってるからこうなるんだろう。。

チームのチャンスを棒に振ってしまってミカエルに申し訳なかったと思う。
次回そのような場面になったとき、同じ失敗を繰り返さないようにしたい。

しかし、最後までしっかりレース出来たので良いイメージで次のレースに向かう気持ちになった。


(2)個人タイムトライアル 20.3km

90kmのレースの後、午後に個人TT
後半そこそこ登ってラスト8kmは下り基調のコースだった。
前半からスピードが乗らず苦しむ。
   
76位 28m56s
トップは24m35s

現実を見た。やっぱりLT値が低いんだ。


【第2ステージ】
120km
20km×6周

実際にはもう少し長い距離だった。
総合成績も決まって来ているので、総合に関係のない選手同士で逃げの展開を狙う。
この日コースが比較的一番ハードなので、なんとなく弱気になっていて積極性に欠けたレースになってしまった。

ダミアン弟がまず5人で逃げて、そこに向けてミカエル・ダミアン(兄)がアタック。最終局面で、その集団からミカエルがさらにアタックして逃げ切った。

最後まで集団に残って、自分は2位争いの集団でスプリントを試みる。しかしかなりテクニカルなコーナで、一瞬ビビリブレーキをやってしまい9位でした。
怖かったけど、なんとか落車に巻き込まれなかったのでトライしてみてよかった。
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http://www.youtube.com/watch?v=by1uBxittM0&feature=player_embedded


自分にもし強い気持ちがあってもっともっと前に前に行く意識があればもっと走れたと思う。
そんな甘くないですが!
こつこつ練習やってきて、徐々に体の状態があがっている事を感じられたことは自分としては励みになりました。
いつもよりレベルが低いレースだと思うけど、なんだかレースしてる感じがします。相変わらず状況は厳しいですが。



これでひとまず前半戦のフランスのレースが終わりました。
これから日本に帰って全日本選手権エリート走ります。U23世界戦出場の為に。

日本帰ったらガッと集中力上げて頑張る。



ガッツ石松
ムッシュかやまつ



写真はレース公式サイトより。